授業概要
|
|
奈良県は、環太平洋黒潮海廊と古代大和盆地を南北に縦貫する幹線の十字路に位置し、環太平洋黒潮海廊である紀ノ川・吉野川・櫛田川ルートは古代日本の産業・文化幹線であった。この授業では、日本の国と文化が生まれた場としての奈良を紀伊半島と不可分の地としてとらえなおし、その地政学的位置、世界とのつながり、国内交通、中心性を帯びる理由、流通・経済・文化・宗教的背景など、多面的視点から考えていく。
|
|
|
学習・教育目標
|
|
大和を畿内の中核としてではなく、紀伊半島と連続する地としてとらえなおすと、環太平洋の様々な地域との関係が見えてくるかもしれない。この授業の目標は、そんな壮大な仮説の検証を、授業の中で教員と受講生が共同で体験することにある。既存の通説や定説を疑うことの重要性を理解することも、この授業の目標である。
|
|
|
キーワード
|
|
神武東征 邪馬台国 大和・紀伊半島 海洋民 遠距離交易 文化伝播 ミヤコ 神仏 熊野信仰 常世国信仰 修験道 国の学 エルトゥールル号 吉野郡 聖地
|
|
|
授業計画
|
|
1.ガイダンス(小路田) 2.日本古代史における「神武東征問題」(小路田) 3.邪馬台国論争における方位問題(小路田) 4.海上交通からみた紀伊半島と大和(大賀) 5.遠距離交易の時代(大賀) 6.古墳時代の海洋民と文化伝播(大賀) 7.奈良盆地と吉野(西村) 8.天照大神の変貌(西村) 9.熊野信仰概説(斉藤) 10.常世国信仰と熊野信仰の発生(斉藤) 11.修験道と熊野信仰の発展(斉藤) 12.国学者の思考 本居宣長を事例に(田中) 13.遭難者たち(矢島) 14.吉野郡の街道と交通(西谷地) 15.聖地から見た畿内と日本(西谷地)
事前学習と事後学習は、各担当教員が指示する
|
|
|
教科書
|
|
| |
No
|
書籍名
|
著者
|
出版社
|
出版年
|
ISBN
|
|
1.
|
『なし』
|
|
|
|
|
|
|
|
参考書
|
|
| |
No
|
書籍名
|
著者名
|
出版社
|
出版年
|
ISBN
|
|
1.
|
『授業中に紹介する』
|
|
|
|
|
|
|
|
成績評価 の方法
|
|
レポート(13回目の授業で課題を発表する)および授業態度により評価する
|
|
|
成績評価割合 (%)
|
|
| |
定期試験(期末試験)
|
授業内試験等
|
宿題・授業外レポート
|
授業態度・授業への参加度
|
受講者の発表(プレゼン)
|
出席
|
教員独自項目※
|
|
|
|
80
|
20
|
|
|
|
|
|
|
※成績評価 割合の教員独自項目
|
|
|
|
他専攻(複合コース等) の学生の問い合わせ方法
|
|
|
|
備考
|
|
|